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ボトックスの種類

ボトックス
2008.08.11.月曜日
ボトックス | 2008.08.11.月曜日

botoxボトックスは、ボツリヌストキシンが主成分で、眼瞼痙攣や顔面痙攣また頚性斜径と呼ばれる疾患に使われている注射ですが、私たちの美容分野では、しわとりや、小顔、多汗症に用います。
厳密にはボトックスとはアラガン社製のもののみをさす商品名ですが、ボツリヌストキシンを含む別名の注射が何種類かあります。韓国製Neuronoxニューロノックス、中国製BTXAなども、ボトックスと同様の効果があります。
よく、アラガン社製ボトックスでないと効果が少ないように言われることがありますが、私の印象としては、アラガン社製であっても、韓国製であっても、中国製であってもそれほど効果に大きな差がないように思います。昔、中国製や韓国製を使ったこともありますが、効果に著しい差を感じたことはありませんし、大変な副作用が起こったことも一度もありません。知り合いの先生に聞いても、アラガン社製ボトックス以外でも重篤な副作用を効いたことがありません。
当院では、ボトックス治療なのですからアラガン社製ボトックスを使っています。しかし、今後別のボツリヌストキシン製剤も、時代の流れの中で世間一般に、その使用に関してコンセンサスが得られるようになれば、使用することもあるかもしれません。
以前にこのブログでも、書きましたように、ボトックス治療の効果の違いは、ボトックスの扱いの違いによって大きな差が出ます。ボトックスを生理食塩水で溶く場合に、容器を激しく振って攪拌するとボトックスの力価(効き目)が極端に低下します。ですからボトックスは丁寧に優しく溶かす必要があります。また、運搬・保存の際は、冷凍保存にて薬品の変性を防ぐのは当然で、室温で放置してはいけません。
多汗症のボトックス治療の場合は、しわ治療と違って筋肉注射ではなく皮内注射になりますので、このことを知らないドクターはいないと思いますが、多汗症に全くボトックスが効かない場合は、深くボトックスを打ちすぎている可能性があります。

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